咎狗の血
※上記の作品は18歳未満及び18歳以上であっても高校生のプレイ・所持が禁止されております
- 製作元
- Nitro+CHiRAL(ニトロプラスキラル…公式ページはこちら〜18歳未満の方は閲覧をお控え下さい)
- 脚本
- 淵井鏑
- 原画
- たたなかな
- 音楽
- ZIZZ STUDIO
- ボイス
- フルボイス(キャストは公式ページ等をご参照下さい、あとキャラ別の声オン・オフは可)
ストーリー(パッケージ裏より転載)
終戦から数年―犯罪組織"ヴィスキオ"に乗っ取られ、退廃した街"トシマ"では、
組織の王座を巡る命懸けのバトルゲーム"イグラ"が開催されていた。
無実の罪を着せられた主人公・アキラは、無罪放免の交換条件に、
"イグラ"に参加して"ヴィスキオ"の"王"を倒し、組織を殲滅させるよう迫られる。
無法の街へと乗り込むアキラと、彼を巡る人間模様。
欲望、恐怖、裏切り、そして愛…様々な激情と真実の交差が、アキラの運命を変えていく!!
Copyright(c)Nitroplus/HOBIBOX
以下プレイ後の雑感を。
多少のネタバレを含みます。
〜CG〜
深夜アニメ、もしくは女性向けの少年マンガを彷彿とさせる絵柄です。
原画も彩色も綺麗ですが、暴力シーンの血とか、濡れ場シーンでの汗や涙、唾液の描写等は
苦手に感じる人もいるかも(自分的にはOKです)。
イッちゃってる表情が怖い…。
〜システム周り〜
ディスクレスプレイができなかったのは少々不便でした。
とは言え、大きなバグは無く、プレイ中に動作が遅くなったりもしないので、安心してプレイできます。
オフィに難易度調整パッチがありますが、当てなくても差し支えはないと思われます(自分も当ててないので未確認)。
セーブ数は十分ですが、書き込みは遅めかな。
バックログから戻るとき、キーボードや左右クリックでなく、決まった一点をクリックしなければいけないのがちょい面倒だった。
〜音楽〜
音楽そのものにハッとさせられることはなかったのですが、
BGMとして作品世界にぴったりで、使われる場面・タイミングも良かったです。
GOODエンド時のエンディング曲「Still」がお気に入り。
〜シナリオ〜
一文が長めで、たまーに回りくどく感じられるときもありますが、読み進めるのに困難な程ではないです。
導入部分は共通で、選択肢によって中盤あたりから、攻略対象キャラ5人それぞれのルートに分岐する形式。
分岐後はキャラ毎に異なる展開になるので、繰り返しプレイも苦痛にはならないかと。
好みの違いはあれど、全体的にすっきりとまとまっている印象です。が…。
難を言うと先が読めてしまう箇所が結構ありました。
私は普段ミステリーでも先を推理しながら読んだりしないのですが、
あるキャラが自分からラインに手を出すところとか王(イル・レ)の正体等々、
「もしかしなくてもそういうこと?」→「うわー、やっぱり…」と、苦笑することが何度か。
あと、ラスト近くで明らかになるアキラがイグラに参加させられることになった本当の理由は、
何だかありがちな話な気がしてちょっと拍子抜け…(汗)
お約束的展開でも、見せ方次第では興醒めにならないと思うので、その点は惜しいなぁ…。
と、難点についてつらつらと書いてしまいましたが、結局、思うことは色々あれども
プレイ中はストーリーに引き込まれてのめりこんでしまい、個人的にはかなりツボだったんです実は。
BLゲームって結構、主人公が男を好きになるなんて、どうしよう…とか思い悩む(そしてすぐに開き直る)場面が
あるんですけど、この作品ではほとんどなかったのは、割と新鮮だった。
ふー。かなり長くなってしまったので、キャラ別感想はまた明日以降に。