右回転、左回転

横浜トリエンナーレ2005(〜12月18日まで)に行って参りました。
晴れていたので、外の会場にある展示が空と海の青さに映えて美しかった(寒かったけど…)♪
会場がとにかく広かったので、お昼1時過ぎ頃に入って閉館の6時ギリギリまでいましたが、
それでもちょっとしか見なかったり、40分待ち(!?)の列が出来てて見るのを断念した作品がありました。
映像作品も結構飛ばしてしまったし…靴脱いで上がるところではちょっとまったりしたけど。


ふにふにの小龍包みたいな形の巨大クッション(名前はちょっとアレなんですが…苦笑)が
敷き詰められた部屋で埋もれて寝ている人を踏みそうになって焦ったり、
弦楽器みたいな装置でいい音を出そうと子どもに混じってムキになってみたり、
自動販売機(?)で100円で絵画を買ってみたりと色々と楽しんできました。


あと、パフォーマンスもすごかった。
天井の上のパイプをロッククライミングよろしく伝って、ロープを渡していくとか、
蜘蛛の着ぐるみみたいのを着たアーティストが、3階くらいの高さのある展示物の上で着ぐるみをだんだん脱いでって、
身軽な姿になったところで毛糸を展示物の周りに巡らせていくとか、ハラハラものの光景が繰り広げられておりました。
ちなみに後者の展示物の中にはものすごい数の金色に輝く折鶴があるのですが、
その入り口で「千羽鶴?」とつぶやいたら係の人に「五万四千羽鶴です」と言われた。


しかし、何といっても気になって仕方なかったのは会場の至る場所に設置された「回転回」。
覗きカメラみたいなものに妙な静止画像、携帯(何故か全てau)やデジカメのムービー等には謎の映像が映ってて、
発見するたびに覗かずにいられませんでした。
しかも会場内にアーティスト本人が来てたし(できたての装置を設置した直後だったらしい)。
何が映ってたかは…会場でお確かめくださいませ。
あ、7〜8センチ四方のメモ用紙に、自由に何か書いて貼り付けることができる展示があるのですが、
名前と謎の変な物体、あと下らな過ぎて見なかったことにしたくなる単語の書かれた黄緑色の紙は、
多分私のものです(自爆)。


横浜と聞くと思い出すのがこの作品。

ヨコハマ指輪物語 (講談社X文庫―ティーンズハート)

ヨコハマ指輪物語 (講談社X文庫―ティーンズハート)

存在を知った頃には既に何巻も出ており、意識したことはなかったのですが、1巻はもう15年以上前の出版なのね!
横浜に住むおとなしめの「フツーの女子高生」が、ちょっとした手違いで魔力の宿った指輪を手にしてしまい、
妖魔(キマイラとかインキュバスとか、主に西洋の悪魔や怪物)との戦いに巻き込まれるお話。
仲間は魔術をたしなむクール美形の同級生(日英クォータだったかな?セカンドネームがエドワードという…)に、
表の顔は麗しいお嬢様・実は神戸の元ヤンキーの親友等、少女小説バリバリな設定ながら、
毎回流血の惨事発生、人はばんばん死ぬしレギュラーキャラまで容赦なくあの世行きという、
なかなかハードかつシビアな展開で、はらはらしながら読んでました。
今はもう絶版かな?図書館とかにはあるかもなので、ピンと来てしまった方は是非!