そもそもの馴れ初めというかそんな話

割と最近までずっと、「BLは、ゲームは好きだけど、マンガや小説にはどうも食指が動かないんだよねー」
などとのたまっていたのですが、忘れもしない昨年の4月、急に「男同士仲良すぎだろお前ら、な小説が読みたい」衝動に駆られまして
(この辺りの話は何度も書いてるので、よく来てくださってる方は「またかよー」かと思うけど…)。
最新号の活字倶楽部で探しまくってみたら、リストアップした6作品中、1作除いて全てBL専門レーベルのもので、
まぁいい機会だしジャンル開拓してみようかなー、と思ったのが全てのはじまりでした。
でもって、

  • リストアップした中にはなかったが、興味ない頃に読んだにも関わらず面白かった人の主従モノ
  • すごく評判が良くて度々名前を目にする人の刑務所(日本)モノ
  • 全く知らない作家名だけど近頃人気あるらしい、かつくらからリストアップした人が書いてる刑務所(アメリカ)モノ

あたりに手を出したのが転落の始…もとい、キッカケで新しい道が開けてしまい、
カテゴリまで新設するにいたってしまった、と…。
あまり感想書けてないんですが、同時進行でBLマンガも読みだしたり。


自分が長年読んでなかった原因として、雑誌コバルトで数年前、「BL特集」を組んだ時があり、
前後して急に掲載率の上がったBL小説が…そのー、どれもこれもあまりにも(暴言につき削除)だったため、
「ミラージュは好きだけどこういうのは無理だ…」と世をはかなんでしまったということがありまして…。
そのとき掲載されていたのは、ほとんどが学園モノ、かつ、去年のダ・ヴィンチのBL特集のマップでいくと左上あたりに該当する、
いわゆる軽〜いノリで「えろえろ☆」なテイストの話(これに関しては単に好みに合わなかっただけです…)や、
女の子と男の子の恋愛モノでデビューした新人の作家さんが「無理して書いた」感がミエミエな話や、
一見面白そうだけど全然印象に残んないようなものとか、そんなのばっかりだったので…
(もちろんいいと思えた作品がなかったわけじゃなく、確か小説道場出身の方のとか、あと花衣沙久羅氏の作品は
割と好きな雰囲気のもあった)。


とは言えその後BLゲームにあっさりハマったり(上記のようなことを書きつつ学園ヘヴンは何故か割と楽しめたんだけどね…
ただやっぱ副会長は、キャラとしては面白いけど攻略対象としてはイマイチ萌えなかった)、
リボーンで妄想捏造カップリングも案外悪くないなぁなんて思ってるうちに、
気付いたら攻はもちろん、受までアンダー15どころかオーバー25は当たり前のボーイズラブ
普通の時代が来ていたりして(これは流石にちょっと驚いた…しかし30過ぎても「ボーイズ」ってどうなのよと時々思う)。
ま、それ以前に文庫・ノベルス合わせて20を越すレーベルが存在し、毎月女性向けラノベよりもはるかに多い点数の新刊が出ており、
流行廃りはあるとは言え10年以上の歴史のあるジャンルに、
男同士のそういう描写に全く抵抗のない人間がハマれるような作品が…ないはずもなかったんだよなー…。


去年読んだ(及び今年まだ積読状態の)小説を振り返ってみると、やはりというか何というか、

  • 作家:偏り過ぎ
  • イラストレーター:積読含めると微妙に偏ってる
  • 受及び攻の中心年齢:四捨五入で30
  • 学園モノ:皆無
  • 受の、強気美人かつ過去or現在辛酸なめ率:数えてないけど確実に7割は超え
  • 表紙に描かれたキャラクターが明るく笑んでいる率:低い

少なくともこの辺は否定できないあたり、やっぱりジャンル変わったところで自分の趣味なんて変わるはずもなく。
そもそも活字倶楽部見てリストアップした6作品中、3作品の主人公が刑事で、
残る3作品のイラストレーターは雪船・西・佳嶋の各氏だったりする訳で…そりゃそういう傾向にもなるわな…。