読書腐読書ゲーム問わず殺伐としたのばっかりだったので
反動でカラっと明るい話が読みたくなり、こちらを。
- 作者: 砂原糖子,夏目イサク
- 出版社/メーカー: 新書館
- 発売日: 2006/08/01
- メディア: 文庫
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9歳の時から惚れられつきまとわれ続け、うんざりしてたけれど結局…、という、ベタシチュこれでもかのコメディ。
離島モノなのに、魔女伝説もなければ自室にこもって黒魔術に浸ってる爺さんもいないし、連続殺人事件も起きないよ…!
後半は記憶喪失ネタなのに、空白の時間に人撃ち殺してたりしてないよ…!
攻が怪しげなデートクラブから派遣されて来たりしてないよ…!
ああ、なんてピュアピュアで可愛らしい…!
超天然、恋愛一直線で頭が春な比名瀬のボケ加減と、それに対する冷静な崎浜のツッコミもさることながら
比名瀬への想いに目覚めた後の崎浜の根性と、「好き」と告げられないヘタレぶり(スルメイカ…)、
××シーンでの悶々具合とか、攻の描写がおかしくてツボりました。
受はと言うと、自分の恋心が相手にとっては迷惑でしかなかったのかも…と気付いて泣くところとか
キスされて嬉し泣き(よく泣く…)とかはかわいいと思えたけど、
いくら箱入りのお坊ちゃんで友人と呼べる存在も攻くらいしかいなかったからって、
20歳にもなって「コウノトリ&キャベツ」信じてて、性行為の知識ゼロってどうなのよ…?!
前半はそれでも全然OKだったけど、後半、特に終盤の××シーン→エピローグはちょーっときゃるるん過ぎだったなぁぁ…。
とは言え、かっ飛び&ベタ設定満載であるにも関わらず、全体的には割と楽しく読めました。
あとオマケの漫画も良かった。
(簡易検索用)作者名:砂原糖子