電車の中で読んでた本

この前ちらっと書いたやつです。

タイトルだけは数年前から知ってて、禁酒法時代・マフィアと聞いて俄然テンションが上がり(わかりやすい)
この間書店に並んでたのを購入。
どっちかというと、マフィアよりもイタリアの犯罪組織だけど起源の違う「カモッラ」という別組織がメインなんですね。
決まった主人公はいなくて、複数の人々の視点が数ページごとに切り替わる形で物語が進行。
知ってる作品だと、ゲームですが、ひぐらし罪滅し編」の後半、誤解が誤解を呼んで騒動へと発展する過程が
レナ、圭一、園崎家、警察と色んな人の立場から描かれた一連の場面と似てるかも。
登場人物は、幹部への昇進が決まったカモッラの少年(主人公っぽいポジションだけどそうでもないらしい)、
不死の錬金術師、錬金術師の部下の謎めいた女性、泥棒カップル、刑事、マフィアの3兄弟等々。
盗みの腕は一流なのにどこまでもおバカな泥棒カップル、アイザックとミリアが好きだなぁ。
オチの一部、フィーロ(カモッラの少年)に関するところはうっかり見てしまったアニメ版公式サイトでわかってたんですが、
まさかあんなに派手にやらかした上に、更にエピローグでもう1つあったとは。
正に「バッカーノ!(バカ騒ぎという意味らしい)」のタイトル通り。
そしてこれ程悲壮感のない不死モノって、あんまないかも知れない…シリーズ次回作以降でその辺の描写が出てくるのかもですが。
キャラが多すぎて誰が誰だかわからなくなることも、エピソードが散漫になることもなく、
ラストまで全く飽きずに読むことができました。これがデビュー作ってのは驚きだ…。


同じ著者の最近アニメ版放映中の作品も、昨日リアルタイム(早く寝ろ)で見てみた。
池袋を舞台に少年達がバトってるだけの話かと思いきや、生首のホルマリン漬け?とか、首なしのおねーさんとか
一体何が起こってるのこの話?!
情報屋と、バーテンみたいな格好のグラサンがちょっと気になるので(実際香ばしい方面ではその2人が人気らしい&声アノ人達なのか)
原作小説とコミカライズ版と、バッカーノ!の続編、どれから手を出したものか…悩。