やっと去年冬コミ発売のアレ。

毎度毎度旬を逃した感想です(最早開き直り)
絶対服従命令 カウント・ゼロ
ネタバレ有りにつきご注意!


商品画像はオフィシャルサイトか、メッセサンオー(PCから見てくださってる方は、左側のリンクから飛べます)
などの、通販サイトをご参照下さい。
主人公二人がコンビを組む前〜直後の話で、CD2枚組です。
1枚目はキアの過去〜ルイーズとコンビを組むまで。
2枚目はその直後〜ルイーズがアレクと別れ、キアにチョーカーをもらうまでのエピソード。
どちらも、Cool-Bの3号〜4号にちょっと載ってた話ですね。
本編や、ターゲットとのエピソードのドラマCD群のはっちゃけノリとは打って変わって終始シリアス、というか暗いです。
感想は一言であらわしてしまうと、
うううう、惜しいなぁ…!


どっちも、本編で言っていた「闇」の部分は、ちょっと引っかかる点がなくはないものの、割と上手く描かれてたと思います。
けど、二人が互いを信頼するようになる部分の描写があんまり、というかほとんどないので、その辺がかなり唐突に感じられてしまった…。
時系列的には、『ピアニストを堕とせ!』の後の話になるのかな。
あの事件でちょっと互いのことを認められるようになって、もしかしたらその後も色々あったりしてるうちに、
段々と気にかけずにはいられない存在になってきたのかな〜…とか、そんな風に脳内で補うしかなかったり。


あと、本編プレイ中には時代背景とか全然意識してなかったんですが、これ聴いてると、
第二次大戦が結構前の出来事みたいに言われてまして。
私、どういう訳かこの作品の舞台を1945年だと思い込んでたんですけど、本編に出てくる実在の固有名詞とかちゃんと調べてみたら、
少なくとも60年代初めくらいの話ではあるようですね(現代史ロクにわかってないのがバレバレです…大汗)


しかしこの二人、何度もターゲットがかち合ってたっぽいけど、そんなに重なるもんなの、同じ人物に対してそのテの依頼^_^;


以下1・2枚目それぞれの感想。
雨音(キアSIDE)
一人でエージェントをやってた頃、一緒に暮らしていた親友、アルベルトとの話が中心。
時間の経過とか、個々の心情的にわかりずらいところが少々あるとは言え、無理心中を図るところまでは悪くなかったんだけど、
あの場面で「私のパートナーとして仕事をしますか?(byルイーズ)」はいきなり過ぎなような…。
助けるための言い訳にしてはかなり大げさだし、性格的にもちょっと無理があるんでは…?
それに言われた方も、あんな状況ならよっっっぽどのことでもなければ嫌とは返事しないというか、
訳もわからず返事しちゃうと思うんだけど、その割にさして意も唱えずにパートナーやる気になってるし。
二人の感情の動きがちゃんと描かれてれば不自然ではなかったのかもだけど。萌え足りず…うぅ。
最後の車の中で会話するシーンとかも好きなんだけどな…。


えろシーンはキア×アルベルトが2回。濃度は他のと同じくらいかな?
そうそう、アレなシーン有のドラマCDはBLゲームのしか聴いたことないので、今まで聴いたものとの比較でしかないんですが、
ここのブランドさんの出すドラマCD、前2作のものも含めえろ場面の音声面での表現が上手いというか、
主に声しかないのに何やってるのか結構わかりますね〜(腐)
あぁとかうぅとか言ってるだけで、どういう状況に置かれてるのか判りづらいのが少なくないのであははは(笑誤魔化し)


呪縛(ルイーズSIDE)
本編の「秘密の依頼書」に出てきたアレクとのエピソード。
ほぼルイーズとアレクの関係の描写に絞られているので、話としてのまとまりは良かったです。
半面、キアとの係りの描写が前述の「雨音」以上に少ないから、共通部分の感想でも書いたように、
肝心のチョーカーを渡される場面が唐突なのが残念。
キアの場合はまだ、性格的にわからなくはないんだけど、それでも内容紹介のところに書いてある台詞
(「お前を暖めてやれる肌が」云々)は、状況的にちょっと違和感…。
こっちもシーンそのものはかなりツボなのになぁぁ。


えろシーンはアレク×ルイーズと、アレク×フランツ(回想)
この二人、もっとすっきり別れたのかと思ってたけど、アレは…何つーかアレク、凄いダメ男(汗)
て言うかピアニストで幻想即興曲っていうのが、ドラマCD1作目のミハイルと被ってるし(いや、あっちが被ってるのか)。