少女マンガってどのくらい買ってなかったかしら

ルードヴィッヒ革命 第2巻 (花とゆめCOMICS)

ルードヴィッヒ革命 第2巻 (花とゆめCOMICS)

伯爵カインや天使禁猟区でお馴染みの作者さんによる、グリム童話パロもの。
久々に読んだこの人の作品、ノリが軽いとか、たまにちょーっと絵柄が崩れちゃってる気がするとか、
ぶっちゃけ一部のギャグ顔(ギャル向け雑誌とかにあるヘタレ絵っぽいやつ…「ラプンツェル」以外ではあんま使われてないけど)
がイヤとか、カインシリーズの比較的初期の頃からの読者(←年のバレる発言)としては微妙な点も少々見受けられるものの、
話そのものは今回もなかなか。個人的には「がちょう番の娘」が特に好きでした。
ドロテア(荊姫の魔女…ドM)とリゼッテ(赤ずきん色々あってフリーの殺し屋)が相変わらずナイス♪
最後にちょっと出てきた「あの人々」は…確かに相当の悪人だよね…。そう言えば1巻にも名前だけ出てきてたっけ。
内容は、現代風ゴシックロリータ的解釈のグリム童話ってところでしょうか。
あくまで少女マンガなので、7〜8年くらい前に流行った某書程は生々しくないです。
1巻、1話目のブランシュネージュはかなり「本当は恐ろしい〜」と被ってたけどね…。
全編通してギャグが多いけど、かなりブラックな話もあり、ゴスロリファッションを愛する方や、
スリーピー・ホロウ、ナイトメアビフォアクリスマスとかが好きな人にもお奨めかもです。