天野可淡展に行ってきました
4年程前、マリアクローチェで初めて氏の人形を観たとき、怖かったけれども目が離せなくて、
以来惹かれつづけている作家さんです。
既にお亡くなりの方だからか、あまり作品が表に出てくることがなく、前回個展が開催されたのは5年も前だったので、
これは行かなくてはー!と、今日の夕方やっと(本当は一昨日行く予定が家でぐだぐだしてたり台風だったりで延び延びになってた)
渋谷の「マリアの心臓」に足を運びました。
この会場は他の方の人形展で何度か訪れたことがあり、元々そんなに混む所ではないんですが
平日ということもあって私の他にお客さんは一人。
その人もしばらくして帰ってしまったので、その後はひとりでゆーっくりと鑑賞することができました。
3年前に東京都現代美術館で開催された「球体関節人形展」のときは、
ただずらっと前を向いて展示されているだけ(他の作家さんのはそんなことなかったんですけど)で、
ちょっと興醒めだったんですが、今回は見せ方にも様々な工夫が凝らされており、
小さなギャラリーのため、椅子に座って眺めたり、至近距離で人形と対峙できて満足♪
特に、奥の方にいた、浴衣を上半身はほとんどはだけた状態で着せられて、畳に横たわる少年?(少女かな?)と、
その横に座っている、毒々しい紅い衣装に真っ赤な唇、少し乱れた髪の少女や、
向かい側にいた黒い髪の少女が頭に残ってます。
あーでもその側の、笑ってるような寂しがってるような不思議な表情の妖精(ガブリエル君だったっけか)みたいな子とか、
淡い色のウェーブがかった髪の女の子とかも…(以下限がないので略)
でもって、会場でこちらを購入。
- 作者: 天野可淡,吉田良
- 出版社/メーカー: エディシオントレヴィル
- 発売日: 2007/08/01
- メディア: ハードカバー
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今回展示されていなかった人形も多数載っていたので。
10月28日までの開催なので、球体関節人形好きな方、もしくは人形を生で観てみたいという方は、
是非足を運ばれることをオススメします!