志方あきこ Concert 2010 パンタレア

去年のコンサートはチケット争奪戦に敗れ、それはそれは悔しかったのですが(アルバム感想等で一言も触れてないのはそれでです…)
今年は奇跡的にチケットが取れたので行ってまいりました!


まず一言…選曲グッジョブ過ぎ!!
RAKAやHarmoniaの収録曲は多分去年のコンサートでやってるだろうから、
今年はアルトネの3や最新アルバム辺りの、それも派手でダイナミックな曲はライブだと難しそうだし、
ゆったりした曲やかわいい曲中心かな、それもいいんだけど、いいんだけど…。
と思ってたらRAKAから4曲、Harmoniaから3曲、更に「廃墟と楽園」「花帰葬」「Sorriso」、
うみねこのなく頃に(シングルで出た日本語の方)」「ロマの娘」と、
アルトネリコ関係も1から最新のまで幅広く選曲されてて、
メジャーデビュー直前くらいからずっと聴いてる身としては嬉しかった♪
特にRAKAは1、2を争うくらいお気に入りの「まほろば」と「晴れすぎた空の下で」が両方ともあって、
イントロが流れたときは心の中で「キターーーーー!!」状態でした。
「METHOD_METAFALICA」や「遥かなる旅路」もまさかやってくださるとは思ってなかったものな。


今回は二部構成になっていて、一部が多重コーラスを使わないアコースティックアレンジ、
二部はCDに近い形(歌いやすいようにアレンジあり)でした。
どちらも各曲の前奏、というか曲間のつなぎの曲が、CD収録のものとは全然違った形にアレンジされていて
ちょっと流れただけでは次にどの曲が来るか全くわからず、曲が変わるたびに
「この曲は何だろ…聞き覚えのあるこのイントロはもしかしてアレうわマジ?!」
続きでした。
後でパンフレットを読んだら、全体にアジアの森や遺跡をイメージされているとのことで、
つなぎの曲もそれっぽい雰囲気のものが多かったです。
一部では「朱隠し」のアレンジが、夕暮れどきの神社を思わせる、ちょっと不思議だけど暖かみのある曲になってて面白かった。
「METHOD_METAFALICA」は、元がかなり華やかな曲なのに、それを損なうことのないアレンジでした。
一部、とりわけ最初の方は、声が出きっていなかったり、不安定になってしまうこともあったので、緊張されてたのかな?
それでも、ライブだと難しさが更に際立つ曲の数々を、続け様に歌えるパワーは凄い。
二部だと特に「晴れすぎた空の下で」がすごく迫力があって良かった!
驚いたのは、「晴れすぎた〜」の「あの泉は枯れた〜」のところや、「EXEC_PAJA」の六根清浄とか魑魅魍魎っていってる、
あの男性とも女性ともつかない低い声も全部ご本人が自分の声で歌ってらっしゃったこと。
流石にそういう声の後にすぐ高い声に移るときは大変そうだったけど、実際に生で聴くとびっくり。


しかし何と言っても2部のラストで流れた「Pantalea」。
蓮の花に似た形の「パンタレアの花」が咲いていく映像とともに披露された、
神秘的でどこか物悲しいけれど、希望の感じられる美しい曲がすっごく良かった。
アンコールでは、有志の方が入り口で配っておられた紙の花(小学校とかで作る、薄い紙を重ねたもの)を皆で振る、という企画があり、
持ってたバッグが小さくて、予め開いちゃうと入りそうになかったからアンコール待ちの拍手中に慌てて開いて、
出てきたときにギリギリ間に合った、なんてことがあったりしたんですが、
アンコールの曲がまさかのコワレロ!(「EXEC_over.METHOD_SUBLIMATION/.~ee wassa sos yehar 」)で、
花振るどころじゃなかったという…(^^;)
そう言えば、5年前のライブのときも締めの曲が「HOLLOW」だったっけ。


Navigatoria発売直後のライブでは、客層は9割がた女性だったように記憶してますが
アルトネリコうみねこ効果か男性もかなり増えてて、男女比は3:7くらいだったかも。
服装も、ライブっぽい格好からエスニック調、ロリータちゃんまで様々。
アリプロのライブはゴシック的要素を取り入れた格好で参加してるんですが、
今回は生成り地に黒でチロリアンテープっぽいステッチ有のふわっとしたチュニックにショートパンツ+ブーツで、
志方ワールドを少しだけ意識してみたり。


前の席の兄ちゃんの頭が邪魔(それだけならまだいいけど少なくないタイミングで首を動かすから、時々ステージが見えなくなる…)だった、
なんていうこともあったけど、大好きな曲をいつもと違った場所で、ライブで聴くことができて感無量。
しばらくはパンフ付属のCD聴いて浸ろうと思います。
素敵なコンサートをありがとうございました!